2009年7月10日金曜日

第2種放射線取扱主任者講習三日目

夏休みを費やした講習会も今日が最終日。

座学が終了すると、終了試験が行われる。落とすための試験ではないので、試験の要点を教えてくれるのだが、これが早口で、内容も早くて、何がどうだか、その場でおぼえ切れるもんではないぃ~。

なので、三日間の座学中は、ちゃんと耳の穴をかっぽじってしっかり聞いておくのが正解と言うことらしい。当たり前っちゃぁ、当たり前だが、ブランクの長い私にとっては、結構適当に記憶されている内容を整理せにゃならんので厄介だ。しかも、かつて試験を受けたときから、法令が随分変わっていて、面食らう場面も少なくなかったのだ。

問題は20問。1時間の試験で、分かる部分もあり、分からない部分もあり。合格点が何点かは分からないが60点から80点くらいで合格なのだろうか。15人全員がめでたく合格となったところを見ると、合格ラインは、60点位なのかも知れない。

センタに一括で免状の申し込みを依頼して、小一ヶ月も待つと手元に主任者免状が届くのだそうだ。
試験の合格証も研修の終了証も、この申請に合わせて原本を送ってしまうので、手元からは無くなってしまう。せっかくなので、カメラに収めることにした。


↑講習の終了証(画像が荒くて何だか分からんわぃ)

青春の一ページを費やした気分だった7年前の試験勉強だが、ようやく何となくも形になろうとしている。
それが望みという訳ではないが、良く頑張りました、と言うことで、めでとし、めでとし。

今後、講習会を受ける人のために、終了試験の内容を少しばかり紹介しておきましょう!
20問の試験は全て五肢択一で、「正しいものを選ぶ」ものと「正しくないものを選ぶ」ものが混在する。
(順番は適当で、正解かどうかの責任は持てません。)

1.運搬に関する問題で、「輸送指数は1mSvを1とする」:×
2.放射線障害には、しきい線量を持つ確定的障害と、線量に比例する確率的障害がある。:◯
3.60Co線源から1m離れた位置でGM計数管式サーベイメータで測定したところ10mSv/hだった。補正係数を0.79として線源の線量が何Bqかを求めよ。
4.安全管理と業務効率では、効率を優先するべき場面もあるため、取扱主任者は柔軟に対応しなければならない。:×
5.遮蔽物を2mの位置におくと線量が半減した。この遮蔽物を外したときに同じ線量となる距離を求めよ。
6.床面の傷を直したり、壁の塗装を塗り替えたりしたが、施設の補修の用件として当てはまるものはどれか。
7.施設の点検項目として誤っているものを選べ。:清掃が6ヶ月毎に行われているかの点検。
8.健康診断の保管期限は3年である。:×
9.密封線源の等級には試験の無いものがある。:◯
10.密封線源の取扱では、目視および触って確認する:×
11.密封線源の性能要件は、温度/圧力/衝撃/振動/パンクの五つ。:◯
12.事業所境界の管理値は、1.3mSv/年である。:×
13.フィルムバッチの取付け位置に関する問題
14.許可申請と届出の問題
15.事故処理における責任者は、その管理区域ごとに選任する。:×
16.線源の紛失、行方不明となることの要因で正しいものはいくつあるか。
17.1m離れた位置で10μSv/hの60Coを1cmの位置で測定するのに適したサーベイメータは何か。
18.特別型運搬物とは、特別な形状の運搬物である。:×
19.安全遮蔽の自主点検項目は、シャッタ/ホルダ/接続部分/位置調整。
20.エネルギー校正した後の60Coの線量は13μSv/hだった。電離箱、GM計数管式、NaI式シンチレータで測定したときの指示値は、いくつだった。16、12、13μSv/hをそれぞれのサーベイメータに当て嵌めよ。

詳細は、もっと細かいが、だいたい上記の内容でした。

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