2010年10月18日月曜日

V-twinマグナトライクのトレール量についてのスタディ

をしてみてのう。

そもそもディファレンシャルの付いた三輪車ならば、後輪の回転数は左右で自由になろうが、それがハンドリングにも多大に影響しよう。後輪の回転差による回転軸はキャスタ軸に沿うものとなろうが、キャスタ軸の延長接地点とタイヤの接地点にはトレールと呼ばれる差が存在するのだそうな。

改めて、支点、力点を思い描きながら考えると、ハンドリングを安定させるには、キャスタ軸の延長線に接地点を合わせて地面との摩擦による拘束力を高める方法と、滅多やたらにトレールを延長し振れ量事態を小さくする方法がありそうな気もするのだが、事実上は前者に効果があろう。

だが、気をつけねばならぬのは、ゼロトレール若しくはマイナストレールにせぬように配慮することであろう。キャスタ軸よりも前に接地点があるならば、直進時の収斂力失うことになろう。これは危ういに相違無い。

V-twinマグナのトレールたるや160mmほどもあるらしい。二輪なれば直進安定性の増すディメンジョンなれど、三輪車では、暴れ馬そのものの原因となろう。
なればと、トレール変更による改善の余地が無いかスタディーをしてみたのだ。
キャスタ軸に対して8度ほどレイクさせるならば、フォーク延長をせぬ場合30mmほどのトレールが実現できよう。
フォーク延長を93mmで13mmほど、フォーク延長を80mmで22mmほどのトレール量を得る計算を得た。
↑なるほど、8度レイク、80mm延長と言うのは程好いディメンジョンであるやも知れぬ。

じゃじゃ馬馴らしには、この辺りから試してみようかのう。

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