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2012年8月3日金曜日

夏季上陸休暇六日目

となる本日は、金沢を離れ、一路長野を目指す。

↑日本自動車博物館の感動も覚めやらぬまま、小谷の道の駅で出会おうたのは、これまた珍しいSideBike社のCELTIK

長野に到着したなら、工房Dayの始まりとなろう。

↑塗装が落ちて可愛そうなJeepのフォグランプ
↑この際、再塗装で綺麗に
↑熱が篭りがちなJeepのリアデッキには断熱材を追加
 
仕事に一息つくなら、MovanLigerにてのドライブツーリングも良かろう。

↑妻を助手席に乗せ、ライガーツーリング 
町までの楽しいツーリングのはずが 、帰り着く頃には、体が"ガタガタ"と大不評。

 ↑途中で見つけた屋根の無い仲間のライガー
↑ツーリング中の長い午後の影とコックピットの様子

上陸休暇も終わり間近。めでとし、めでとし。




2012年7月15日日曜日

単発式ランマー

なる加振機が發動機大運転会にもちこんだ御仁がおってのう。

↑レバーを押し下げる毎に飛び上がろう

↑動画で見るとこんな按配

↑やたら低速で回る低速村の発動機も見応え有り

実に面白いのう。
めでとし、めでとし。

実践!ストレイトストーリー in ハロー安曇野發動機大運転会

と相成ってのう。

とは言っても、拳銃自殺する気なぞは毛頭あるわけは無い。

73歳のストレイト(*1)氏が兄を見舞いに行くために購入した時速8kmの芝刈りトレーラに乗って540km程を旅するのに比ぶれば、実家から運転会の催される安曇野松川村までは50kmほど。しかもライガーならば、5割は芝刈り機よりも高速であろう。

なれば、ストレイト氏の約1/15の冒険が待っていてもおかしくは無かろう。
本日の大冒険に備えて、昨日のうちに、ステアリングダンパーをしっかりと固定し、新たに取り付けられたシガーソケットにはナビの電源が接続されておる。水と水筒とアミノバイタルにMP3プレーヤーとステレオスピーカを設置したならば、旅の始まりには十分な装備であろう。↑ナビ、MP3ステレオ、アミノバイタルを装備したコックピット

受付時間は7時半より9時まで。朝にも程遠い3時過ぎに起き出し、4時には出発。夏時間と言っても、周りは十分に暗く、ライガーのヘッドライトが仄かに周りを映し出す。
↑暗い中を出発、唄うヘッドライトを思い浮かべながら徐々に景色が白んでゆく

先ずは、定刻の到着を目指し、交通量の少ない19号線をひた走る。ナビでしっかり確認しながら、側線ギリギリを走り続けるのは、意外と神経を使おう。ナビに表示される速度は、10-14km/hで、上り坂だろうが、下り坂だろうが、何も変わらずに進んで行こう。

歩くよりは速く、自転車よりは遅い。このスピードで、目に入る光景はきっと歩く時の風景に近いのであろう。普通に自動車で走る時とは明らかに異なり、何気無い景色に様々な想像を脚色しながらゆったりと時と歩みが進もう。

さ て、ライガーの燃料タンクは、16リットルほどであって出発時の残量は半分少々。目的地まで辿り着けないリスクを回避するために増槽を背負っての旅路で あったが、これは将に正解であった。早朝の田舎に営業するガソリンスタンドは見当たらず、到着まで5kmほどに迫った辺りで燃料切れに見舞われてのう。

早速増槽から燃料を移して、事無きを得たが、この増槽が無かったならば、悲劇が訪れておったことは想像に難く無かろう。
↑ハンドポンプで給油

こ こまでの燃料消費率を大雑把に試算してみるなら、50kmを走って約8lほど。燃費は6km/lほどになろうか。なんと愛機Jeep並みの燃費であるの う。もっとも500kg積みの車体にて、パワーは有り余っておる故、プーリーのサイズを変え、更に低回転で走れるようにすらば、倍近くの燃費とすることは 容易かろう。

燃料を入れて走り続けると、程なく開店しておる燃料スタンドを見つけた。あと数km分の燃料があったなら、増槽を使わずに済 んだであろうが、帰りの不安を打ち消すためには、ここにて給油しておくが正解であろう。なれど、増槽への給油は出来ぬとのこと故、いったんライガーのタン クに入れた燃料を増槽に戻した上で、再度給油を依頼。空っぽになったタンクを満タンにして入った量は12.6リットル。16リットルタンクと思い込んで おったが、12リットルタンクであった様子。これでは、長旅に増槽は必須であろう。

さて、ナビに導かれ、ハロー安曇野とんぼ玉美術館の敷地に到着するなら、入り口付近の特等席には既にテーラー少年の農民車が置かれておる。ホームページに予告された通り、しっかりと持ち込んでおるのう。
↑特等席にはテーラー少年のコマツ農民車!

とんぼ玉美術館の敷地には、既に多くの發動機が並べられ、運転会の準備はほぼ整っていよう。剥き出しの古い単体エンジンがほとんどを占める中、まだまだ新 しいライガーは、一種異色の存在であるが、その珍しさも手伝ってか、食いつく人が存外に多く、何やら不思議な感触を味おうた。
滅法気に入った様子 の兄さんは、"幌を付けて北海道を旅したらきっと楽しいに違いない"と仰っておって、その場では北海道を旅するには遅過ぎようと感じたのであるが、冷静に なって考えるなら、"徒歩より速く、自転車より遅い"ライガーのスピードは北の大地の旅には、実はベストマッチであるやも知れぬ。
↑トラクタの隣にライガーを展示

幾分の振動と大きなエンジン音を友として更にはトレーラーを牽引しての旅となるならば、十分に面白味がありそうよのう。

↑良くもこれだけ集まれるものである

9時に始動式が行われ、ゆったりと回る数々のエンジン音と振動をを楽しみながら、有想夢想するのは、非日常の贅沢であろう。
↑白手袋でカッチリ始動させるなら、歓声と拍手が湧き起ころう

↑隙の無い素晴らしいエンジンレイアウトのトラクタ

↑ホンダ初の4輪車用ツインカム搭載のN360に發動機を搭載×4台

↑この車、近所に置かれていた記憶が...。

↑単発式のランマー50cm近くも飛び上がる

↑片ション状態で開けっぴろげなライガーの展示
↑ライガーの心臓部

↑お昼ご飯のお弁当(参加費の2/3はこれであろう)
↑点火コイルの変遷(引き離すだけのコイルから落下式に)

↑なんとも実用的なゆで卵製造用發動機

↑手作りの始動用スターター

やがて、閉会時間が迫り、三々五々と会場の片づけが始まる頃に、身共のライガーも帰り支度を整え帰路に着いた。
↑アルプスを左手に見ながら田園風景の中を進む

15時を暫し回った頃合で あるなら、19号線はまだまだ交通量がある筈と、白馬方面の弾丸道路に向けて農道をメインに走り始めてのう。やはり、明るいのと帰路であるならば、朝より も歩調は幾分速く感ずるのう。途中途中で、会場で一緒だったであろう發動機を荷台に据えた軽トラックに追い越されて行くのも余興名残とも言えようか。

↑ライガーにはこんな風景が良く似合おう

さて、弾丸道路に出て進み始めるも、最期の有料道路前には、追い越しの出来にくいトンネルが控えておる。ここを走るは、迷惑であろうと、ナビの指示に従 い、一山超えて回り道。着いた先には、なんと車両通行止めの橋しかないではないか。有料の大きな橋が出来たゆえ、歩道専用に変えてしもうたらしい。
↑Oh!No!

ライガーにとってこのミスコースは痛い。一山5kmのミスコースは往復10km、約1時間のタイムロスを意味する。ここまで、丁寧に短距離を選んできたが、とっぷりと日が暮れる事となってしもうた。
5時出発、8時帰宅の4時間コースとなってしもうたわい。
白馬弾丸道路に復帰し、きっと顰蹙をかいつつの観光バスを従えての長いトンネルが終わり、料金所にては、小型特殊の設定が無いらしく、軽自動車枠の料金を徴収されてしもうた。なにやら、合点がゆかぬのう。

↑平均移動速度13.4km/h、移動時間8:11、移動距離109.7kmのナビの表示(最高速度はクラッチを切った下りでの瞬間誤差値)

こうして、往復約110km、約8時間の旅路が終了した。平均時速は13.5km/hほど。定格運転での燃費は朝よりも燃料消費が少ないらしく、正確ではないものの、残燃料からの感触としては7~8km/l程の様子。これも、調子の良い時のJeep並みであろうか。乗り心地は別として、四輪駆動の最適解であるのかのう。

■.この旅にてライガーについて得られた追加情報
・キックバックの軽減にと取り付けたハイラックス用のステアリングダンパーは、程好い効果を発揮してくれるらしく、車体振動は免れぬものの、段差毎に急にハンドルを取られる事は無くなり、路肩付近も安心して走れよう。
・230g/PS・hの燃料消費率を信じるならば、燃料を満タンにして約80kmほどの無給油後続距離を実現しよう。そして、この値は、今回の旅で得た感覚にピタリ一致しよう。
・捻挫からの回復が不十分な右足にあって、ライガーのオートクルーズコントロールレバーの存在は絶大。アクセルペダルに足を置かずに、進んでいくのは相当に負荷低減されよう。ブレーキング時にオートクルーズ解除が為されるならば完璧と言えようが、残念ながらこの機能は備わっておらぬ。
・昨日設置したシガーソケットのお陰で、終始ナビとMP3プレーヤーを使用できたのは、幸いであった。運搬車と言えども電装の取り出し口は最早必須と言えよう。
・サスペンション付きキャプテンシートは、振動を軽減してくれるものの、どうやらスプリングレートが身共の体重に合っておらなんだ様子。調整用のネジが付いておるのだが、工具が無く弄れずじまい。最適化しておくならば、随分と疲労の軽減にも繋がろう。
・時短の鍵は下り坂でのクラッチワークにあり。なんとならば、クラッチを切っての重力走行の方が遥かにスピードが出るんである。空荷でなければ出来ぬ技で且つ、30km/h付近ではミッションの唸りが大きく不安となろう。20数kmならば、心地良く走れよう。法定速度は、幾分オーバー気味であるが、ナビの速度表示が何処まで信頼できるのかを考えるならば、誤差範囲であろうか。
・やはり、もう少し振動低減を図りたいのう。段差の注意を怠った代償として何度かダッシュボードに置かれたスピーカが転げ落ちてのう。しっかりと固定するなら転げ落ちたりすることは無かろうが、車軸をラバーマウントするだけでも随分と乗り心地が改善されるのでは無かろうかのう。

■農家のピンツガウアなるMovanLiger ELL801式の仕様おさらい





身共においても、その存在を知って5-6年ほどにしかならぬ、ライガーは、まだまだ認知度は低く、斯様な發動機運転会にあっても、物珍しさ故か繁々と眺める人が絶えることは無かった。随分場違いな参加であろうと気が引けておったが、結果オーライであろう。
めでとし、めでとし。

*1. 1994年にNYタイムズに掲載された実話を基に、「ツイン・ピークス」のデヴィッド・リンチ監督がユーモアとペーソス溢れるタッチで描いた感動作。アメリカ・アイオワ州ローレンスに住む73歳のガンコな老人アルヴィン・ストレイト。ある日、彼のもとに、76歳の兄が心臓発作で倒れたという知らせが入る。10年来仲違いをしていた兄に会うため、アルヴィンは周囲の反対を押し切り、たったひとりで時速8kmのトラクターに乗って旅に出ることを決意する。

2012年7月14日土曜日

Movan Liger弄り

をしてのう。

全ては、明日の"ハロー安曇野發動機運転大会"に向けての準備となろう。

↑先ずは、ジャッキアップ

↑前回取り付けておいたホルダーにシムを入れて取付け
↑見事に良い感じ

↑ライガーの下腹に頑丈なハイラックス用のステアリングダンパが似合う


↑ヒューズボックスを開けて、シガーソケットの配線加工


↑上手にインストール..と思うたら脚が干渉してクラッチが踏めん。なればひっくり返すが良かろう。

用意したのは、コンデンサと3端子レギュレータを内蔵した安定化電源。レギュレータとレクティファイヤが見当たらぬライガーに配慮して、念を入れたまでのこと。

↑ワックスも掛けて、準備万端

段差越えにおけるハンドルへのキックバックは薄らぎ、シガーソケットからは、ナビやMP3プレーヤへの電源供給が可能となろう。

明日が楽しみであるのう。
めでとし、めでとし。

2012年7月13日金曜日

エンジンの燃費

について、フィージビリティースタディーをしてのう。

明後日に控えた安曇野發動機大運転会にライガーで参加することを表明しておったが、果たして、このライガーで辿り着くことができようか。

気になって、燃料消費率から試算をしてみたんである。
PV=nRTより
PV=w/M*RT
∴w=PVM/RT

すなわち、
空気質量=1atm×空気分子量×排気量/(リュードベリ定数×絶対温度)
分間燃料消費量=空気質量/空燃比*回転数/4 (4サイクルは1/4回の吸気工程であるため)

上式にて、簡単のため、以下のようにパラメータ設定するなら
空燃比 10
空気の分子量 28.8
空気温度 30 ℃
ガソリンの比重 0.73 g/cc

以下の如く試算できよう

表.排気量とエンジン回転数による燃料消費量(単位:cc/h)


この試算によるならば、CBX750Fにあっては、4000回転で約7リットル。高速を3時間ぶっ飛ばすと燃料が空になる計算となろう。
Jeepにあっては、800回転のアイドリングを1時間続けるなら7.6リットルの燃料消費。9時間アイドリングを行うなら70リットルの燃料が空っぽになることを意味しよう。
して、ライガーにおいては定常運転にて1時間に1リットルの燃料消費となろうか。しかしながら、新たに見つけた仕様表にては、この試算の倍ほどの燃料消費となっておる。

CBXとJeepの燃料消費は、感覚的に的を射ておるが、どこかに計算違いがあろうかのう。
ともあれ、一定の目安とはなろう。


図.排気量とエンジン回転数による燃料消費量の試算

気筒内空気温度や空燃費のパラメータを替えて、試算するも大きく燃料消費が変わることは無く、このことから、燃料効率を高くするためには、如何に排気量を小さくするか、あるいは回転数を落とすかということが重要であることが見えてくる。

この試算からも、出力変動の大きなガソリンエンジンにあっては、過給装置や気筒停止は、思いのほか有効な手立ての様にも感ずるのう。

過給についてもターボやスーパーチャージャーの様なごたいそうな物ではなくとも、農機の冷却風に用いるブロワファン程度でも大きな出力向上が見込めよう。なんとなればPV=nRTなんである。
吸気圧力を2割高めることが出来れば、排気量も2割増しになると考えて良かろう。

タイムラグや駆動ロスの少ないブロワファンをエンジン直結で取り出す過給装置をなぜ作らぬのかのう。排気量の小さなエンジンに向いた効率の良い仕組みと思うがのう。

それはそれとして、満タンの燃料ならばライガーも5時間以上は走行できよう。
試算ができて一安心かのう。

めでとし、めでとし。

2012年6月2日土曜日

モーバンライガーにステアリングダンパー

のインストールを試みてのう。

"農家のピンツガウア"の異名を取るモーバンライガーの弱点は、不整地におけるステアリングのキックバックである。

この緩和を狙うて、ステアリングダンパを用意しておったのだ。専用のステーを取り付けるべく、車体ラダーシャーシとステアリングプレートにネジ穴を切り、ダンパーをインストール...。
...する筈であったが、ステーの穴径に設計ミスがあったらしく、ステダンのシャフトを固定できぬ。
改めて、カラーの製作をせねばなるまいかのう。

↑追々、修正を掛けようかのう

先ずは、めでとし、めでとし。

2012年5月3日木曜日

Movan Ligerいじり

をしてのう。

冬の間、エンジンが掛からず、どうなったか気掛かりであったが、春の暖かな陽気となれば、幾分長めにセルを回せば、元気良く始動し始め、安堵しよう。

おそらくは、燃料ラインにたまった水分が凍結しておったのであろう。
さて、このライガー、不整地にはめっぽう強い筈であるのだが、ステアリングのキックバックの強いのが玉に瑕。

なればと、前足を持ち上げて様子を見たんである。

↑これほど傾けても残る3輪はしっかり接地

リジッドの足回りにあって、このトラクション性は、あらためて、感動に値しよう。

↑珍しいライガーのフロント足回り、分かり易い作り。
ステアリングの舵角に応じて、車体の屈曲用のリンクが作動する。

↑給油のため、国道を時速14kmで走行するライガーの車窓から

幅の狭いライガーなれば、たとえ二桁国道であっても、脇に沿って進まば、危惧するほど車の流れを滞らせずに済もう。

約10リットルの給油ついでに水抜きとカーボンクリーナを兼ねる燃料改質剤をたっぷりと仕込まば、次の冬は始動が叶おうかのう。

ボディーサイドの燃料タンクは大きく見えるものの、いざ入れてみるとトータル11~12リットルほどの容量ほどしかない様子。OHVの農耕機械なれば、燃費は期待できぬと思っておったが、意外と良いのかも知れぬ。

斯様に機関、車体ともすこぶる快調であっては、もう少し、活躍の場を増やしてやりたいものよのう。

めでとし、めでとし。

2011年9月24日土曜日

MOVAN LIGER

で散歩を楽しんでのう。

先日、家に届いたマイクロトラックMovanLigerであるが、エンジンが掛からぬようになったと母親がのたもうておって、調子を見たところ、幾分エンジンの掛かりが悪くなっておったが、寒さゆえであろうか。

チョークの扱いを教えておらなんだことが原因であって、バッテリーチャージも十分でエンジンも快調である。折角の帰省であれば、少々動かしてみるも悪くなかろうと、5kmほどの散歩に出掛けてのう。

↑姿形はトラックであっても、小型特殊の規格ゆえ、最高速はバッチリ15km/h。

車窓を流れる風景も、緩やかなものである。単気筒エンジンの調べは、耕運機そのもので、乗り出しのトルク感からすれば、もっと低回転で2-30km/hは出て欲しいと欲が出てしまおうが、それでは本末転倒であろう。

↑荷掛けを取り払い、スッキリした後姿にも好感が持てよう

母親には、未だ今ひとつ気に入られぬ様子であるが、良い車体と思うのであるがのう。不整地でのキックバックがもう少し小さくなれば、運転し易くなるであろうかのう。

今暫し、様子を見て考えることにしようかのう。ひとまずは、"めでとし、めでとし"としておくが良かろう。

2011年8月21日日曜日

筑水キャニコム ライガー試乗

をしてのう。

先日、飯山市より購入し、実家に運び入れられたマイクロトラック ライガー。
↑早速活躍。あれば、やっぱり便利。

シニアカーには、未だ早かろうが、いつまで軽自動車を運転し続ける事ができるか不安もある母親には打って付けであろうと購入したんである。ライガーといえば、単なる運搬車の枠を超え、"農家のピンツガウア"とも"農家のウニモグ"とも称される農用上級機能車であることは先述した通り。

これを製造する築水キャニコムは、"草刈機まさお"や"立ち乗りひろし"等のネーミングの話題性から最近では、知る人も多い福岡の会社。なれど、身共が福岡に住まう頃には、知る由も無かった。

身共が住んでおった春日原(大宰府の近く)からキャニコムのあるうきは市までは、大分方面に40kmほども離れた場所にある。そう思わば、出会う機会が無かったとしても不思議は無かろう。

初めて、このライガーに出会うたのは、実家近くの田舎道を走って追った時で、かれこれ5年ほども前の事になろうか。
坂道をトコトコと登る姿は、可愛らしく、愛嬌があった。この種のマイクロトラックは、それまでにも、ヨーロッパの田舎や
アジア地域で見かけたこともあり、米国では、ポリスカーにも外観の似た物があろう。ナンバを付けて走っておった故、日本のレギュレーションに合致した物であろう事は想像できたが、それが何者なのかを知るまでには暫しの時間が掛かったのう。


やがて、築水キャニコム以外にも関口自動車、イセキ、三菱、ヤンマー、クボタ等々から小型特殊自動車として農用トラックが販売されておる事実を知り、少々興味を抱いておった。

そんな折、やたら車検代が掛かるとこぼす母の愚痴を聞くに至って、回避策となる選択肢を考えた。
1.トライク:スクーター型ならば、運転できぬこともあるまいが、そこそこに早く、カーブでの転倒が得意技の母には不向きであろう。
2.ミニカー(マイクロカー):雨風に濡れぬミニカーのポイントは高い。トヨタコムスやチョロQ キューノUならば、文句なしだが、バッテリーでの走行距離に不安もあろう。チョロQはデザイン性も優れておるが、販売終了した今、何より出弾が無いのも問題。光岡自動車MC-1辺りなればバッテリーによる走行距離の問題は無いが、田舎の坂道でどの程度使える物であろうか。
3.ミニカー(スクータ改):最近多いジャイロ改ならば、田舎道もそこそこに走れよう。母親が気に入れば、候補になろうか。
4.乗用の小型特殊自動車:何より構造的に最大速度が時速15kmに制限されておれば、老齢者にとっての安心感にはなろう。カーブでの転倒も免れるに違いない。ライガーならば、雨風が凌げ、4輪駆動と相まって田舎道には強かろうとの想いから候補の上位に躍り出たのだった。

斯様にして1st Stepとなる小型特殊運搬車筑水キャニコム モーバンライガーに白羽の矢が立ったと言えよう。

さて、
デザイン:
・タイヤが小さすぎることを除けば、薄緑の車体色とも相まって可愛いナリをしておる。
・ミッドシップされたエンジンは重量配分も良いはずで、エンジンとミッションを別体としてミッションを
 後輪中央に配する等スポーツカー的なレイアウトを取っておるのも好印象。↑リアデフとはベルト駆動で連結

・エンジンカバーを兼ねる荷台は、丸ごと油圧でダンプし、整備性も抜群。
機能:
・前進4速、後退2速のマニュアルシフトをベルトドライブと組合せる。半クラの多用でもクラッチ板を痛めることなく安心。
・ダンプ時に多用するハンドアクセルは、アクセルペダルと連動し、オートクルーズとしても利用可能。↑オートクルーズレバーで快適クルージング♪

・軽量化に貢献するキャビン側面の幌仕様
・3面に開くアオリが、ダンプ時には上辺固定となり、下端が開く本格仕様。
・初期パジェロにもされておったサスペンション付きキャプテンシート。↑サス構造はパジェロと同様の高級仕様

・車体中央に中折れ機構を持ち4WSに匹敵する車体操舵。前輪操舵+車体操舵により抜群の回頭性・旋回性。
↑これこそがMovanLigerの真骨頂 センターローリング&中折れ操舵機構

・車体中央から回転するセンターローリング機構により、前後輪が独立して地面を捉える接地性に長けた足回り。
↑中折れ機構を支える極太のローリングシャフトと伸縮自在なプロペラシャフト

乗り心地:

・路面の状況を的確に拾うリジッドサスペンションに加え、積載重量500kgを担保する高圧タイヤとの組合せ故、 振動は多いのう。
・2WD-4WD切替は、すんなりレバー一本で可能で、フリーホイールハブの解除も必要なく、実に簡単な操作。
↑キャプテンシートの脇に整然と並ぶレバーは仕事場の証

・シフトレバーは、少し固めで母親にとっては、少々しどろもどろしがちになるが、事実上は走行時3-4速の切替のみ。3速発進で、4速走行であれば、超ワイドレシオ(といっても15km/時ならギアチェンジも不要なほど)の設定。
↑バッテリー上がりに備え太陽光充電器も装備に追加

・エンジン音は、やや大きめ。クボタの空冷単気筒がそのまま使われておるので、エンジン音はガーデントラクタそのもの。
・概略の乗り心地は、昔の軽トラックと荷台を牽引するガーデントラクタを足して2で割ったと言う感じかのう。

母親には、今ひとつ気に入られてはおらぬ様子なれど、良く出来た仕上がりに加え、ボーナスを叩き込んでの購入とあらば、幾分かは役立って欲しいものよのう。

ひとまずは、めでとし、めでとし。