2009年3月21日土曜日

大夢工房で時計の電池交換

をしてもらった。
電池切れになった妻の時計を3個ほど、持ち込んで、その場で交換。以前訪れた折には、若者の職人が4人ほど居て、何となくも賑っていたのだが、今日は大将のみ在籍。
大夢(タイム)工房さんは、武蔵野に住処を変えた頃からお世話になっているので、かれこれ15年ほどのお付き合いと思うが、電池交換の頻度と言ったら、2-3年置きなので、足を運んだのも片手に足りるか足りないか程度だろう。

店主の大将に「皆さん、巣立たれたのですか」と聞く。

「この仕事に持たないのですわ。」

時計の専門学校を出てきているのだが、お客の高価な時計を直すと言う現実を前に怖気ずく事が大きく、そのプレッシャーに対してお給料も安く感じられる様で、根付かないのだと言う。この頃の日本には、クレーマーが増えて、その結果大事な職人や良質の技術者が育ち難い状況になっているのかも知れない。
また、専門学校に支払った高価な学費の回収に手間取るもの原因とも。専門学校に行くくらいなら、直接こうした工房に入って、お給料貰いながらOJTにした方が、ずっと実践的とも。

大将曰く、「車椅子の障害者の方とかハンディを持っている人のほうが、むしろ根気良くこうした仕事に向くのではないかと感じるが、なかなか、そう言う人との接点が得られない。」と仰っていた。

そんな訳で、時計職人に憧れる方は、大夢工房さんもご参考に。
URL:http://www17.plala.or.jp/timekobo/

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