2010年6月6日日曜日

1000冊読む!読書術

なる本を読み申した。


このところ、読みたい本が増えとるのだが、中々、洋々と読み進めるべくも無い。
なれば、速読術なるものを多少なりとも心得ることができれば、との思いで読み始まったのだが...、

その中身たるや「1000冊読んだことにするには、書評を読む、背表紙を読む、読んだ気になる、読んだことにする...云々」、と当初の狙いからはどうやら、外れまくっとる様子。

なれど、その内容は、そこに留まらず、読書による効用をあっちにブラブラ、こっちにブラブラと寄り道を重ぬる読書を薦めようという、一種の啓蒙(押しの弱い押し売り)にも似て、ほど良く面白い。

中でも、日本語は、漢字ひらがなカタカナと2種類の文字を使うことで、他国の人とは異なる大脳の使われ方をしている研究もあるなど、深掘りしないものの、興味深い記述が散見される。

そして、どうやら、この本の著書"轡田隆史"氏の訴えたいことは、"読書術とは換骨奪胎と見つけたり"と言うことではあるまいか。

改めて思い起こせば、これまでに読んだ本の合計数はどの程度の物だろうか。
・義務教育の頃の教科書や参考書も入れて考えるなら、年間に20-30冊は読んでおろう。
・学生時代だけでも年間30冊×19年とすれば500~600冊程度を読んではおろう。
・社会人になってから読書量は減っておる気もするが、雑誌や資料類を含めれば、週2冊分ほどにはなろう。
なれば年間約100冊。20年勤めておれば2,000冊ほどになり、学生時代を合わせれば3,000冊に手が届くほどの読書をしていることになる!

本当かのう。

速読を狙うておったが、この本を読んで更に読みたい本が増えてしもうた。まぁ、しかし、面白い本がたくさん読めれば、嬉しいことよのう。

全く困ったもんではあるが、めでとし、めでとし。

0 件のコメント: