2010年12月16日木曜日

LCDモニタ修理

にチャレンジしてのう。

職場で使えなくなったモニタが廃棄処分されうべく山積みにされとった。
少々時代の付いたモニタであるが、外観は汚れておるのみにて、少々勿体無かろうと思うのは身共のみでは無かろう。どうせ棄てる個体ならば、壊したところで罪はあるまいと、修理を試みてのう。

ひとまずの動作確認をしてみるならば、電源ボタンの光らぬ物2つ、砂嵐の如き画面の物2つ、液晶割れのもの1つあり。
液晶割れを直す気合は持ち合わせてはおらぬが、他の4個体は、同系機種が2個体づつ。一つでうまくいけば2度美味しい可能性もあり、ここはトライしてみるほかあるまい。お昼休みの趣味の時間には、"もってこいの獲物"であろう。

対象個体1-2:アイオーデータ LCD-A16H×2
症状:砂嵐画面
療法:C19電界コンデンサをセラコンチップに交換
効果:ばっちり回復
*.WEBを眺めると、この表面実装品は随分と悪名高い様子。0.1μFが付いている物もあるようだが、今回の対象は1μFのケミコンが付いておった。なれば、と同容量の1μFのセラコンに交換。表面実装品は、基板を外さず処置できるのが便利であるのう。
↑交換した電解コンデンサは一箇所のみ

対象個体3:アイオーデータ LCD-A15H
症状:電源入らず、電源ボタン光らず
療法:あちこちの電界コンデンサをセラコンチップに交換するも、電源ラインに12Vが生きるところまで、電源ボタンも光らず、廃棄時間になり、修理を断念。
効果:残念ながら廃棄

対象個体4:アイオーデータ LCD-A15H
症状:電源入らず、電源ボタン光らず
療法:気を取り直して電界コンデンサをタンタルコンデンサに交換、電源ボタンは光るようになるも砂嵐画面に。
↑前の個体に比べると一足全身だが...

 ここからの手順は、以下の通り
 C120(22μF)追加;変換なし→除去
 C55(22μF)交換:砂嵐が無くなり正常っぽい表示になったが、画面が小さい。
 C19(1μF)セラコンに交換:変化なし
 C42(22μF)交換:変化なし
 ふと、思わば、画面が小さいのはモニタ調整で直るのでは、と調整ボタンを押してみるならば、正常画面になりよるわい。
 後ろの2工程は要らなんだ様子よのう。
 この状態でも、大きな不都合は無さそうでもあるが、白い画面では、少々横縞が目立つ。
 C43(47μF)交換:変わらず
効果:まぁまぁ回復
↑調整ボタンに気付くのが遅いわぁ!

廃棄処分になってしもうた個体3は、どこまで手を入れたか覚えておらぬが、個体4と同様の手を尽くせば、復帰できたであろうと思うと不憫よのう。

とは言え、廃棄予定の5台のうち3台が僅かな手間で蘇ったならば、良しとするが良かろう。
めでとし、めでとし。

0 件のコメント: