なる本を読んでのう。
読むと言うよりは、眺むると言ったほうが正解も知れぬ。
"STEAM PUNK"なる本は、先日訪れた"松本クラフトフェア"で目にしたものであって、昆虫や軟体生物等をモチーフとした"ハウルの城"にも似た心惹かれる造形の隣に並べてあってのう。
じっくりと眺めたいと思うておったが、購入するには少々高めであって、躊躇をしておったんであるが、図書館にあるのを見つけ、借りてきてのう。
松本で見た造形とは、また異なる作品が多く収録されておって、非常に楽しめる本であるのう。一種ダリの世界観にも通ずるものがあって、実に楽しい。そして、何かに火が付くと言おうか、インスパイアされそうな気配を感じるのであって、身共の心持ちは随分と高揚感を覚える。
なれど、芸術家には、程遠い感性しか備えておらぬ身共においては、この高揚感は芸術の製作には繋がらぬのであろうのう。
感性の欠如は少々寂しいものであるが、それはそれで、良しとして、作品を楽しむだけでも楽しかろう。
めでとし、めでとし。
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