御宿花の木に別れを告げ、ドライブを始めるならば、幾らも動かぬうちにドックが現れよう。
訪ね入ってみるならば、実に見事な木造船の復元が為されておろう。
↑名は白山丸。嘗て海運が栄えし頃の千石船。
種々の解説を聞くならば、改めて佐渡の歴史を知り、たいそうな島であったことを理解しよう。
ここにて、幾つかの名所を案内されるなら、次に向かうは、宿根の屋敷群。
↑宿根の見所の一つ、大変珍しい恵比寿様の飾り瓦
↑宿根の風景、舟型のお家に軒の飾り等々、そこはかとない贅沢感が漂う。
ここでの解説を楽しんだ後は、スカイラインスキー場と佐渡分屯地を眺めながら、椿屋陶芸館を目指すが良かろう。その山道を走っておるならば、忽然と姿を現す音楽館。
↑なんと鼓童グループの本拠、太鼓叩きのアクティビティーが人気の様子
漸くにして、御宿花の木の女将に、娘が勤めるからと紹介された椿屋陶芸館を訪れる。
↑なんとも立派な梁の構造、佐渡の窯元の作品が一堂に会する
↑椿屋グループの社長が焼く壷の一つ
↑SADO椿オイル:娘さんが育てる椿オイルプロジェクト、食用に椿オイルを搾り出すそうな
佐渡で採れる椿の実を引き取って仕事を作り出しのも立派な仕事。して食用と言いながら実質的には化粧品代用として利用されることも多いらしい。
旅の思い出にと、身共らも一瓶を購入。
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さて、本日の最終地は、尖閣湾を臨む尖閣荘。
↑この宿にても食べ切れぬほどの幸づくし
佐渡の宿は、"食い倒れ"を目指しておるのかのう。
気さくな女将に、佐渡に住むなら何処が良かろうかと訪ねるなら、"この地"なる答え。
何処に住まう人も、自分の住まう町が一番と心得て、佐渡を愛しておる。
いずこかに憧れる訳でもなく、今の立ち居地が一番と理解しておるのは、実に素晴らしいこと。この辺りにも"佐渡は良いとこ"と云われる所以であろう。
つくづく、良い旅であるのう。
めでとし、めでとし。
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