をしてのう。
随分前に製作しておったLED灯の調子が悪くなり、取外したきりであったのだが、ふと気が向いて直してみたんである。
壊れたLED灯を開けてみると、何と電流制限抵抗が入っておらんではないか。サージ電圧でも掛かって壊れたのか思うておったが、手抜きであったとはのう。正常に動くようになったのを確認して、追々コンセントプラグを仕入れて完成としようかのう。
↑省エネLED灯の定番回路
今ひとつ、階段の足元灯に使用しておったLEDライトも不調になり取外しておったのだが、こちらも新たにCRDを加えて修理。35個のLEDがシリーズに並び、CRDで最大15mAに制限されるならば、概ね1W灯の出来上がりとなろう。LEDの数が嵩むことを厭わねば、省エネ効率は一番となろうかのう。
↑半波整流なれば実質0.5W程度!?
そんなことをしつつ、コンデンサと整流器を組み合わせたならば、どんな按配になろうかと試してみたんである。電流制限用抵抗は無く、単に100V耐圧の整流器と小さなコンデンサをシリーズにしてみたのみ。LED端には約100Vが印加されておるのだが、コンデンサで制限される結果、テスタで測っても10mA程度しか電流は流れぬ。前段では、CRDで電流制限を施したが、こちらの回路でも好きな数のLEDをシリーズに繋いで光らせることが出来よう。
CRDで電流制限を行なう場合との効率比較は分からぬが、全波整流となる分ちらつきの少ない仕上がりとなろうかのう。
↑実証試験の様子、僅か4部品のLED灯
この回路の面白いところは、LEDの数をシリーズに増していくならば、その数に応じてコンデンサに掛かる電圧が下がっていくところであろう。そして、電流-電圧に相当するほどの熱量がコンデンサに生じておらぬのも興味深いところにして、これが所謂"無効電力"と呼ばれるエネルギーを消費しない現象が起きているのであろうか。
またコンデンサを1~3μF程度にするならば、CreeやLumiLEDSの超高輝度LEDの使用も可能となろう。シリーズに30個ものLEDを並べるよりもスマートな仕上がりとなろうかのう。そのうち、気が向いたなら試してみたいものじゃて。
めでとし、めでとし。
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