に赴いてのう。
八重さんは中野に住まうておった伯母さん。
暫く前に脳梗塞にて、病床に付くようになってしもうておった。
最後にお会いしてから、彼此10年ほどにもなろうか。
今の病院に転院して暫く経つのだが、中々見舞いの機会をつくれず、今に至ってしもうたんである。
身の回りで起きることや、周りの人の話すことは理解できる様子であるが、手足の自由と発声を奪われ、表情でしか表現手段が無くなってしもうては、さぞや辛いことであろうのう。
そろそろ米寿の時節ともなるならば、次回には、何かめでたい支度なぞ、用意できるが良かろうのう。
せめて、声くらいは戻って欲しいものであろう。
疾病の絶えぬ世の中と言うのも困ったもんである。
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