2011年8月24日水曜日

岡本太郎美術館

に出掛けてみてのう。

聞かば、生誕100年の催しとのこと。芸術家として身近な存在と感じる人が多かろうに、既にこれほどの時が経っておるとは、少なからず驚きも感じよう。

岡本太郎美術館は、先日の"夏のショートトリップ"の折に脇を通ったのをきっかけに立ち寄ることを決意したのだ。さて入っていってみるなら、ゴルフ場や日本民家園に隣接して山間を思わせる閑静なる場所。

噴水から階段を滝の如く流れる水路が待つ贅沢な建物と空間。入館料は900円と高からず安からずであるのだが、内容を考えるならば、非常にコストパフォーマンスの高い展示内容であろう。

ともすれば、作品のあまりの露見の多さに、手垢にまみれてしまいそうな予感がするものの、いざ実際に対峙してみるならば、何れも新鮮さに溢れておろう。多くの作品に一気に触れるならば、幼少の頃より目にしていた多くの創作物が彼の作品を手本としていたり、オマージュとしていたり、インスパイアされていたりと言うことがあるのではなかろうかと感じてしまうのう。

無論、直結しておるもの、そうでない物もあるのであろうが、多くのアーティストの潜在意識にも入り込んでおるのではなかろうか。

創作された時代と共に作品を眺めると、ほんのりと彼の心を形成する何かの移り様も感じられるような気がするのも、面白いのう。

魅力ある作品群に触れられて、めでとし、めでとし。

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