2011年5月24日火曜日

崖っぷちに追い込まれたR&Dを立て直す

と言うタイトルの講座を受けて参ってのう。

これは、日刊工業新聞社が主催するアカデミーのお試し版の如き講座であった。

今年に入ってから"リーン開発"や"アジャイル開発"と言うものを学んで参ったが、視点が随分と異なって面白い。

講師である水島厚夫氏の訴えることは、色々あろうが、その中でも以下の点は新鮮さを覚えたのう。

1.今の日本は、自転車操業的な知恵比べしかないのであるから、そこで頑張るしかない。
(システムが勝手に稼いでくれる自動的な稼ぎ方や、大規模投資による量の勝負は苦手。なぜ苦手なのかの理由も判らぬため、ここで頑張るしかなかろう、との理論。)

2.開発部隊の「顧客」は、業界リーダーの優良企業に限定すべし。
(デファクトスタンダードを取り易く、自分を理解しておる顧客からこそ、真のニーズにより良く近づけよう、との理論。)

これまで、こうした視点をなんとなく感じた事はあったやも知れぬが、改めて気付かされたように感ずるのう。

夜間開設であり、月額35,000円で何人でも、何講座でも受けられると言うお得感のある講座であるが、個人受講には、ハードルが高く、水天宮まで通うのも少々難儀であろうのう。しかしながら、中々にして、興味深い講座であった。
めでとし、めでとし。

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