を訪れてのう。
ヴィラ・デスト・ガーデンファーム&ワイナリーは、東御市に位置し、実家に帰る途中に立ち寄るには、程好いロケーションと言えよう。
造形芸術大に通う妻は、ここのご主人である「玉村豊男」氏に尊敬の念を抱いているらしく、以前より訪れて見たいとのたもうておったのだが、良い機会とばかりに昼食を頂こうとの企みとなってのう。
インターを下りて、少々不安になりそうな距離だが、ナビがあれば安心であり、且つこの地に不釣合いな都会の高級車が繁く走るようならば、目的地に間違いはあるまい。
11時よりランチタイムのレストランに到着したのは11時半頃。既に客席はいっぱいだが、奇跡的に隅のテーブルを用意していただき、これまた奇跡的に予約オンリーのビラデストランチをいただけることとなった。いずれも玉村氏自らが受付に立っての采配である。
さてランチの内容は、以下の通り。
・クリームチーズの焼きせんべい
・ミルクに大葉のオイル
・ブロッコリーの円盤型押し
・温泉玉子と刻み野菜
・にんじんとムース
・グリーンサラダの黒酢ドレッシング
・チキンのヨーグルトマリネ
・カレー風味のグリーンピースのピューレ
・カレー風味のヨーグルトソース
・ババロアイチゴに白ワインのゼリー
・オレンジのフィナンシェ
・マカロン 桜の菜
・ハーブティー
いずれも創作性満点で、ゴーギャンだったかゴッホだったかが残した言葉「料理は、色彩豊かでなければならない」旨を思い出すのう。
地場の食材をふんだんに用いることや、地場の人々の雇用にも寄与している様子は、大変立派なものである。
そして、描いた水彩画は、葉書や絵皿そのほかの種々の商品にも使われるのであるが、これも優れたソフトウェアと同様いくらでも使いまわしのできる点でビジネス的にも成功要因の一翼を担っておるであろう。
良いロケーションと美しい食事にめでとし、めでとし。
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