したいと思うのじゃ。
久し振りに唐木田陶園を訪れてのう。
そこで目にしたのは、道祖神の如き、小さな祈りの像。又三先生の新作なのだ。
唐木田陶園の又三先生とは父の代よりお付き合いさせていただいており、幼き頃には作品に至らなかった焼き物の捨て場が子供達の遊び場でもあった。一部が欠けた道祖神の焼き物を貰って来ては得意になっておったりしたものじゃ。
大人が拾うたのでは問題もあろうが、こどもの遊び道具となれば、寛大に見られておったのであろう。
暫く前より、この道祖神を用いて、村興しの如き事ができぬものであろうか、と何とはなしに思案しておった。
子供の頃に目にした青磁の松代焼きとは異なり、寂び焼きによる祈りの像は、一つ一つが手捻りによる作品で、様々な表情と様々な様相を併せ持っておる。
この像を目にしたとき、震災のニュースとも相まって村興しを超えて、震災地は元より、各地の復興に対する何がしかのトリガになれば、との想いが湧き出でて参ったのも、何がしかの思し召しであろうかのう。
又三先生は、この祈りの像を"瓦小法師"と名づけておって、身共は、この祈りの像がたいそう気に入ってしもうた。なにしろ、身共の看板名"風楽法師"に似た響きを持つところにも惹かれるでのう。
↑背には善光寺の古代瓦を背負う瓦小法師。下は発掘された古代瓦の一部から復刻された瓦の模様型。
又三先生は、身共らのためにと、一体を用意してくださっておったのだが、先の想いと合わせて、震災復興のためのチャリティー販売を申し出たところ、快諾してくださった。そして、道祖神千体プロジェクトとしての各地復興の想いにも心を寄せていただけたご様子。
無論、頂く一体はお気に入りを選んでご好意に甘えることにした。
↑既にかなりの数が焼かれておる。
↑チャリティー向けに購入
今回は、チャリティーに向けて全額持ち出しとなろうが、反響があれば、改めて又三先生と相談するが良かろう。
"道祖神千体プロジェクト"は、震災チャリティーを皮切りにスタートするも良かろう。
同調願える方は、ブログへのコメントか、こちらの唐木田陶園へのお問い合わせを。
道祖神千体プロジェクトと言ってくだされば、幾分か色が付くやも知れませぬ。
めでとし、めでとし。
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