2010年6月4日金曜日

資格で起業

副題は、"ノーリスクで年収3,000万円を稼ぐ方法"なるもの。



このところ、幾つかの資格を取得しつつあるのだが、稼ぎのツールとなるのか否かを、改めて見直しても良かろうと、こんな本を手にしたのだ。

要諦を述べてしまえば、"資格が稼ぎのライセンスではなく、ライセンスと言うツールが稼ぎの役に立つこともある"と言うことになろうか。

世に言うサムライ資格を持つ人で起業家の志を持つ人はさほど多くない、なのでマーケティング手法とビジネススピリットを持つならば、資格は起業に有利となろう、と言うもの。

以前に、老後の趣味をソフトランディングするために為すべきこと、と言う要旨の話を聞いたことを思い出すのう。定年退職してから、それまで我慢していた趣味を始めよう、と思うてもその道で生きとる人々は、それ以前から遥かに歩みを進めておる。そこによちよち歩きで仲間に加わろうとしても、甚だ難儀なことであろう、と述べられておった。

商売であれ、起業であれ、資格なんてもんは、ニーズあっての単なるツールで、道を進む中で必要に応じて身に付けてゆけば良かろう、と言うことらしい。

と、真意は突き放し加減ではあるが、実際には、以下のような実践的なアドバイスも多い。
・曰く、稼ぐ選択としては、社労士は悪くなかろう。
・曰く、資格商売は認知されとるので、新規事業に比ぶれば、市場教育費はかからぬ。
・曰く、夫婦で補完し合うダブルライセンスは、より強みとなろう。
・曰く、顧客に役立つ情報を無料提供することに出し惜しみは禁物。
・曰く、悩み・困惑にフォーカスして解決ツールを提供せよ。
・曰く、対面中は、特に本気度を見せつけるが良かろう。
・曰く、「お飲み物も一緒にいかがですか」的に相手を思いやるサイドサービスを心掛けよ。
・曰く、付加価値を高めるコミュニティーの形成も良かろう。
・曰く、発行部数の少ないメールマガジンも狙い目であろう。


いずれも"資格"と言う点に着目するまでも無く、"がっちりマンデー"等で使い古され感のある内容だが、心構えと言うエッセンスが加えられておるが故に、参考となる人も多かろう。

この2年ほどで取得してきた、あるいは、取得を進めておる、エックス線作業主任者、第二種放射線取扱主任者、ガンマ線透過写真撮影作業主任者、そして衛生工学衛生管理者なる資格の種類も、使いようによっては、年金までを食い繋ぐネタとなるのであろうか。

まぁ、何も無いよりは、多少なりとも拠り所ともなれば儲け物であろう。
めでとし、めでとし。

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