2011年9月23日金曜日

小布施

を久し振りを訪れてのう。

小布施と言えば、栗の里にて、この季節には観光客も押し寄せよう。
今回目指したのは、初栗を使うたモンブランであったが、如何様な訳か、所望の品は見つからなんだ。
かくなる上は、栗おこわを頂こうと、栗庵 風味堂を目指したんである。

小布施栗菓子といえば、竹風堂と桜井甘精堂、小布施堂があまりにも有名であるが、今回の選択は、風味堂。小布施の中でも老舗の栗菓子屋さんであってのう。

↑店先にあるConvoy88に惹かれた事もあっての入店。ご当主が紙コップとは思えぬ器に茶を入れてお持ちくださった。

店内にて、それはそれは、美味しい栗おこわを頂き、一散歩して戻るなら栗庵豆乳ソフトを平らげるも良かろう。

↑店先のConvoy88

言わずと知れた光岡の原付バッテリーカーであるが、ナンバは既に切られておって、今は不動である由。描かれた文様は身共の趣味とは異なろうが、これが目当ての来客もあるらしく、良い看板になっている様子である。小布施には、別のお店が所有するもう一台のConvoy作動車があるとのこと。

こんな場所であれば、小さなデリバリーカーとして重宝しそうである。

↑もう一つのお目当てとなる北斎館

風味堂と隣合う場所に位置する北斎館。富嶽三十六景と言えば、あまりにも有名であろうが、ここに展覧される北斎の絵画は、それこそ現代の漫画家宜しく多方面にわたる活躍の様子が想像できるものである。草双紙や御伽草子の装丁に加わった様に当時の流行作家、あるいは売れっ子作家として、大変な人気があった様子。

何ゆえに小布施において北斎館であるのかと訝しがっておったのだが、晩年、親交のあった小布施の豪商・高井鴻山の元に長く逗留し、画業70年の集大成をはかった特別な土地であるとの事。偉業の持つ人が訪れる地と言うのは、それだけでも活力のある人々が住まう性格を生み出すものであるのやも知れぬのう。

めでとし、めでとし。

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