2011年9月7日水曜日

浮世絵の本

を読んでみた、と言うよりも眺めてみた、と言った方が正解に近いであろうか。


・すぐわかる 楽しい 江戸の浮世絵 江戸の人はどう使ったか
・美術館へ行こう 浮世絵に遊ぶ

と言う2冊の本に触れてみたんである。

江戸時代における浮世絵と言うのが、挿絵やポスター、広告やファッション誌に及ぶまで、至る所に進出しておったと言うのが新鮮であった。

なるほど、写真の無い時代においては、先端的なアートとして、広く人々の中に受け入れられておったのも頷ける気がするのう。浮世絵と聞かば、写楽、北斎、広重等を思い浮かべてしまいがちにて、その絵は風景画や歌舞伎、芸者と言った類の描写を想像するが多かろう。なれど、魍魎や物の怪、がチラシや挿絵に登場するなら、それはそれで楽しい時代であった事を伺わせよう。

現代においても、浮世絵が如きタッチの漫画や挿絵がもう少し増えても良さげな気がするが、斯様な奇特者はおらぬものかのう。

めでとし、めでとし。

0 件のコメント: