には、身共にとって、ある種の共通項があるように感じるのう。
こんなことに共感する御仁はおそらくあるまい。
↑読んだのは、その名もずばり"質問会議"
本の内容は、意見を中心とする会議ではなく、質問を旨とする事で、本質が見え、チーム力が向上すると言うもの。
しかしながら、Ω13が思い起こされたのは、そんな部分ではない。
そのためには、Ω13について、少々語らねばなるまい。
Ω13はB級SF映画の最高峰であろう。
Ω13を起動するならば、13秒間だけ過去に遡ることができると言うファンタスティックな装置なのだが、それは架空のものとしてドラマ放送されておったのだが、それを見た地球外のΩ13ファンの方々が、そのドラマを信じ込み、それに触発されて本物のΩ13を作ってしまった...という物語。
Ω13を作った方々は、ドラマ内のクルー達もまた本物のΩ13を扱う先達と思い込んでおるものだから、彼らを師匠の如く慕い、彼らの抱えている問題を役どころのクルーに尋ねるのだった。
地球外Ω:「こんな問題で困っているのです。」
Ωクルー:「解決の糸口はどこにあると思うかね。」
地球外Ω:「あぁだ、こぅだ、云々。」
Ωクルー:「いい線だね。でも、少し視点を変えてみてはどうかな。」
地球外Ω:「そうですね。そう言われてみると、云々かんぬん。」
Ωクルー:「ほぅら、もう解けたじゃないか。」
地球外Ω:「先生ありがとうございます!」
ドラマクルーの彼は、地球外Ωの問題の内容を理解してはいない。苦し紛れに話を合わせたのだが、自信に溢れた演技をした。なぜ、彼は自信を持って縁起が出来たのであろうか。
それは、自身の中に問題解決の力を持っていることを見抜いていたからに他ならぬ。
これであろう。
Ω13を観終えて、身共の中の切替器が変わった気がしたのう。
質問会議に書かれた意図とは異なろうが、ここにはある種の共通点を感じるのう。懐かしきΩ13とそれをトリガとした今の行動様式を改めて気付かせてくれた本書は、良本と位置づけよう。
めでとし、めでとし。
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