2012年8月13日月曜日

TOKYO 0円ハウス

なる本を読んでのう。

↑坂口恭平氏の著書


これまた、坂口恭平氏の著述による本であってのう。

これまで、読んできた本と筋は共通するのだが、内容には技術的にも取り入れたいと思わせる部分が幾分多く感ぜられよう。

家庭内給電に低電圧の直流自家発を取り入れるが良かろうとは、これまでにも身共も賛同し、また提唱して来たことであるが、簡単な家、簡素な家というものがあって良からぬ訳が無かろう。

身共にも引越しを繰り返しておった頃には、引越しに便利な家財と言う視点で、道具を揃えておった頃があった。核となるコアルームをメインユニットとして、適宜の場所において組み替え可能なモジュールハウスがあっても良かろうし、この思想は、身の回りの物一般についても当て嵌まろう。

壊れた部分は、モジュール交換にて簡単に組み替え修理のできるデザインコンセプトは、かの横河電機が世界に誇るPLCモジュール"FA-M3"にも共通するところであろう。

無論、贅沢・華美な製品を否定するわけではなく、在り来たりなデザインを推奨するものでもないが、簡素・安価で壊れやすい製品や品物には、コモンデザインをより一層取り入れたいものであろう。

例えば、単車の様に様々な形式のエンジンと軽快感を四輪車に取り入れるデザインがあっても良かろうし、コアルームが自動車となって家と合体するモジュールデザインがあっても楽しかろう。

斯様に、様々な思案を広げさせてくれる本であるのは、良き書と言えようのう。

めでとし、めでとし。

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